
髪のパサつきの原因と改善|オトナ女性のための「素髪に戻す」シャンプー選び
「トリートメントをしても広がる」「夕方になるとゴワつく」――年齢を重ねるほど増える髪のパサつき。実はケアを足す前に“落とす”ことを見直すだけで、質感はぐっと変わります。ここでは、オトナ女性の髪パサつきの原因と、毎日のシャンプーでできる改善策を美容師目線でやさしく解説します。
この記事のポイント
- パサつきの原因は「乾燥・熱・蓄積・年齢変化」
- まずは不要なものをやさしく落とす=素髪リセット
- アミノ酸系×ノンシリコンのシンプル処方が続けやすい
- 2週間のミニプランで質感の変化を体感
髪がパサつく主な原因
1. 乾燥・湿度変化
エアコン・紫外線・季節の乾燥でキューティクルが開き、水分保持力が低下。梅雨時はうねり、秋冬は静電気と広がりが出やすくなります。
2. 熱ダメージ(ドライヤー/アイロン)
高温を近距離で当て続けると、毛髪内部のタンパク質が変性し、硬くパサついた手触りに。
3. 強すぎる洗浄・洗いすぎ
高脱脂のシャンプーや二度洗い習慣は、必要な皮脂まで奪い、乾燥スパイラルに。
4. シリコンやスタイリング剤の蓄積
手触りを良くする成分が日々重なり、ゴワつき・絡まり・乾きにくさにつながることがあります。
5. 年齢による変化
皮脂分泌や保水力の低下、白髪染め頻度の増加で、同じケアではまとまりにくくなります。
やりがちなNGケア
- 重いオイルを“足す”だけ… その場は落ち着いても、蓄積でさらに乾きづらくなることも。
- 高温アイロンの毎日使い… 150〜170℃目安。180℃超の連用は回避。
- 強い洗浄でゴシゴシ… 皮脂を取りすぎて、逆にパサつき・フケの原因に。
- すすぎ不足… 地肌残留はベタつき・においの原因。1〜2分の丁寧なすすぎを。
近道は「素髪に戻す」こと
パサつきの根本は不足ではなく過多(蓄積)にあるケースが多め。だからこそ、まずは不要なものをやさしく落としてリセットするのが近道です。
シャンプー選びのチェックリスト
- アミノ酸系などマイルドな洗浄成分
- ノンシリコンで日々の蓄積を増やさない
- 香り・着色は控えめ(残留しにくい)
- 毎日続けやすいシンプル処方=コスパ良
iPPOは「頭皮と髪をリセットし、未来を守る」をコンセプトに、不要な成分を削ぎ落としたノンシリコン×やさしい洗浄。毎日のシャンプーで市販品由来の蓄積を少しずつオフし、約2週間で“乾きやすさ・まとまりやすさ”の変化を感じる方が多い処方です。
今日からできる洗い方:6ステップ
- 予洗い1分… ぬるま湯でしっかり濡らすだけで汚れの7割が落ちます。
- 適量を手で泡立てる… 原液直付けNG。空気を含ませてマイルドに。
- 指の腹で“地肌を洗う”… 髪はこすらず、泡が通ればOK。
- 泡パック30秒… 毛先まで泡を運び、コーミングで絡まり予防。
- すすぎ1〜2分… 耳裏・えり足・生え際を意識して、ぬめりゼロまで。
- タオルドライ→ドライヤー… 15cm以上離し、根元→中間→毛先。最後は冷風でキューティクルを閉じる。
アウトバスは1〜2プッシュを手のひらでのばし、毛先中心に。つけすぎは蓄積の元です。
2週間で変化を実感するミニプラン
Week 1:リセット期
軽さ・乾きやすさを優先。ヘアオイルは最少量で。
Week 2:質感安定期
根元のふんわり・毛先のまとまりが変化。必要に応じて軽めトリートメントを。
チェック項目:ドライ時間が短くなった/朝の広がりが減った/日中のパサつきが気になりにくい
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